AED普及により救命活動が倍増!

医学部受験生の皆さん、こんにちは!

アシスタント新堂です☆

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今日も梅雨の晴れ間で、気持ち良い日ですね。風もあるので湿度もそんなに気になりません。

本日は、先日に続いて、医療記事をとりあげたいと思います。

今回も読売新聞から。「救命体験 心に負担」という記事についてです。

皆さんは、「近くで人が倒れた!」なんて経験はありますか??

なかなか、そんな場面に遭遇する事はないかとも思いますが、もしそんな事があれば、皆さんは救命活動ができるでしょうか・・・?

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今では、自動体外式除細動器(AED)の普及により、一般市民による、心配停止患者の救命にあたるケースが年々増えているそうです。

そのグラフを見て驚きました!!

「市民が救命活動にかかわった心肺停止患者の数」は、1996年では約1万人ほどでしたが、2011年では5万4652人にまで増えています。

心配停止後2分以内にとった場合、救命率は90%です。

すぐさま救命活動を行う事が、どれほど大切か実感しますね。

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ただ、問題とされているのが救命活動にかかわった市民の方の心の負担です。

消防本部の救急救命士らが、08年~11年の間に救命成功させた男女25人に、その後の精神状態を聞き取ったという調査があります。

その結果、そのうちの16人が何らかの悩みを抱えているそうです。

うち11人は、日中に興奮状態になって仕事が手に着かず、夜も眠れなかったなどと回答。

救命の場面を何度も思い出した人が10人。

1ヶ月以内に気持ちが落ち着いたという人が多かったものの、泣きながらこの話をした方もいたそうです。

 

日常生活では普段起きない状況や、生死の境にいる人に向き合って命を救うという経験が、心理的ストレスになってしまうのでしょうね。

これによる心のケアを意識した取り組みが、各地で始まっているそうです。

感謝状を贈ったり、相談できる体制を整えたりしているとこりがあるようですので、そのようなものが、早く広まってほしいですね。。

 

 「自分や、自分のまわりでは、そんな事ないだろう」

と考えてしまう事が多いですが、万が一の場合や、いざというときには、人様のお役にたてるように備えておきたいものです。

医者を目指す皆さんでしたら、既に心得ている事かもしれませんね。

勇敢で、正確な行動ができるように、知識を得ておきましょう。

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このように医療記事をブログで取り上げるのは、一つは面接・小論文の対策のためです。しかし、それ以上に大切なことがあります。

このブログをきっかけに、普段から新聞を読むようになって欲しいです。社会に常に目を向け、常に問題意識を持って、医師にふさわしい素養を身につけていただければ嬉しいです。

☆素敵なお医者様になれるよう、医学部合格を目指し、頑張りましょう!!\(^o^)/

 

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